テキストフィールド形式

このSTEPでは、テキストフィールドを持った項目を追加します。
これは「給与」のような項目の事です。

テキストフィールドの例

今回は例として、求人情報の項目に「求める人物像」という入力必須項目を追加します。
テキストフィールド形式の項目の追加は以下のような手順で行います。

※この項目が入力されていないと情報を登録できない事とする

デザインテンプレートを開く

まず、項目を追加したいページのテンプレートを開きます。
今回は、求人情報の登録項目を追加しますので、下記のテンプレートを開きます。

jobsystem/template/pc/job/Regist.html

上記のテンプレートは、企業がログインした状態で以下のURLから表示されるページの物です。

設置先のURL/regist.php?type=job

デザイン上に項目を追加する

まず、デザイン上に項目を追加しましょう。

テキストフィールドを追加した例

通常のソースコードの例

<tr>
<th>求める人物像</th>
<td colspan="3"><textarea name="character" cols="50" rows="3"></textarea></td>
</tr>

フォームパーツを含むHTMLソースは大抵このような感じで書くと思いますが、
これを、当システムのフォームパーツの書き方に変更して下さい。

以下のように、テキストエリアを出力するコマンドコメントを記述します。

<!--# form textarea character 50 3 #-->

このコマンドコメントは以下のような意味を持つ物です。

  1. フォームパーツを出力しなさい
  2. テキストエリア形式で出力しなさい
  3. フィールド名はcharacterにしなさい
  4. テキストエリアのcolsは50にしなさい
  5. テキストエリアのrowsは3にしなさい

この変更を保存してFTPでアップロードし、一度表示を確認してみましょう。

コマンドコメントで書いたコードがテキストエリア形式で表示されていますか?

それでは、ここに入力されたデータを実際にデータベースに登録できるようにしましょう。

データを格納するフィールドを設定する

まずはフィールドの設定を行います。

以下のファイルを開いてください。

jobsystem/lst/job.csv
jobのフィールド設定ファイルをエクセルで開いた画像

エクセルで開いた場合、上の画像のようになります。

以下は、このファイルのA列からF列までのデータの説明です。

A列B列C列D列E列F列
フィールド名データ型文字列の長さ登録時必須チェック編集時必須チェック入力内容チェック

※より詳しい説明・入力例は項目定義ファイルを確認してください。

今回は、登録時と編集時に必須チェックを行いますのでA列とB列、D列とE列の4つを入力します。

characterというフィールド名を設定した例

A列にフィールド名「character」を
B列にはデータ型「string」を、
C列は文字列の制限ですので空白のまま、
D列に登録時に必須チェックを行う事を意味する「Null」を
E列に編集時に必須チェックを行う事を意味する「Null」を、それぞれ入力して下さい。

※今回の例では、必ず一番最後の行に追加して下さい。

これを保存し、FTPで以下の場所に上書きアップロードします。

設置先URL/lst/job.csv

アップロードが終わったら、tool.phpにアクセスしパスワードを入力し認証を行って下さい。
初期パスワードはreadme.txtを確認してください。

tool.phpからデータの再構築を行う

このままjobインポートをクリックすると、データが初期化(又は前回のエクスポート時点にロールバック)されてしまいます。
今回は現時点のデータを維持したまま、フィールドをセットし直したいだけなので、以下の手順で行います。

  1. jobエクスポートをクリックし、SQLデータベースの内容をサーバー上でデータを書き出します
  2. その後、jobインポートをクリックし、もう一度SQLデータベースにデータを流し込みます

※項目を最後に追記する形を取っていない場合は、エクスポート後にCSVをダウンロードし、編集する必要があります
※既存データの位置に変更が入らない場合のみ、上記の手順を行う事ができます
※この手順を行った場合は、作業後にFTPからtdb以下のjob.csvを削除しましょう。もしくはアクセス制限を掛けておく
※既に運営中のサイトで作業を行う場合は、細心の注意が必要です。

必須入力エラーを設定する

項目に何も入力されていない場合、エラーを出力するようにします。

入力エラーが出力されている画面の例

上の画像は入力エラー時に表示される画面の例です。

  • 入力エラー時には背景の色が変わる
  • 入力エラー時には「~が入力されていません」等の文言が表示される

この二つをそれぞれ設定する必要があります。

以下のファイルを開いてください。
登録ページと併せて編集ページの作業も行うと効率が良いでしょう。

jobsystem/template/pc/job/Regist.html ※求人情報の登録ページ
jobsystem/template/pc/job/Edit.html ※求人情報の編集ページ

それでは、エラー時の背景色とエラー時の文言にわけて説明していきます。
2つの修正が終わったらFTPでアップロードし、動作を確認してください。

エラー時の背景色を変える

エラー時に背景色を変える為に、そのフィールドでエラーが出た時にvalidateという文字列のデータを受け取ります。

<td class="(!--# syscode is_validate character #--)">
<!--# form textarea character 50 3 #-->
</td>

このソースコードが、エラー表示時には以下のようになります。

<td class="validate">省略</td>

このように、tdにCSS(カスケーディングスタイルシート)のクラスを渡して実装していますので、
エラー時の背景色を変えたい場合は、CSSの該当箇所を修正します。

エラー時の文言を挿入

エラー時に文言を挿入する為に、そのフィールドでエラーが出た時に指定のテンプレートを呼び出します。

下記のようにエラーを挿入したい位置にコードを記述します。

<td class="(!--# syscode is_validate character #--)">
<!--# form textarea character 50 3 #-->
<!--# syscode validate character #-->
</td>

呼び出される文言の設定は以下のファイルで行います。
これはエラー時の文言を集めたテンプレートです。

jobsystem/template/pc/job/RegistFaled.html

このファイルに以下のような形式で記述します。

<!--# readhead character #-->
求める人材像が入力されていません。<br />
<!--# readend #-->

characterの箇所は適切なフィールド名を入力します。

データを表示する

これまでの手順で、データを登録する事が出来るようになりました。
それでは、登録したデータを表示させる為に登録したデータに関連するテンプレートを修正しましょう。

まず、登録内容の確認ページでデータを表示させる必要があります。
登録内容の確認ページのテンプレートは以下のファイルです

jobsystem/template/pc/job/RegistCheck.html

入力されたデータを表示する為のコマンドコメントは次のように記述します。

<!--# value character #-->

登録確認ページの他にも最低限、下記のファイルを修正しデータが表示されるようにして下さい。
※そのデータを表示する必要があるページの修正を行って下さい。

jobsystem/template/pc/job/EditCheck.html ※求人情報の編集内容の確認ページ
jobsystem/template/pc/job/Info.html ※未ログイン時に見た求人情報の詳細ページ
jobsystem/template/pc/job/InfoAdmin.html ※管理者から見た求人情報の詳細ページ
jobsystem/template/pc/job/InfoLogin.html ※求職者がログイン後に見る求人情報の詳細ページ
jobsystem/template/pc/job/InfoMy.html ※求人企業がログイン後に自分の求人情報を見たときのページ
jobsystem/template/pc/job/DeleteCheck.html ※求人情報の削除確認ページ

最後に、追加した項目の登録や編集を行い動作の確認を行って下さい。

登録や編集、データの表示は上手くいきましたか?

 

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